XRP_USDT 最新価格動向の概要

チャート：https://www.gate.com/trade/XRP_USDT

Gateのデータによれば、2025年7月24日時点でXRPは3.12米ドルで取引されており、過去24時間で約1.88%下落しています。ただし、7月初旬以降は力強い上昇トレンドが続いています。

• 2週間前の価格：2.50米ドル
• 7月22日高値：3.66米ドル
• 累計上昇率：25%以上

Rippleによる機関投資家向けステーブルコイン「RLUSD」への進出が、長期的に強いポジティブセンチメントを創出し、この上昇を後押ししています。今回の上昇は、SEC訴訟への楽観的観測だけが要因ではありません。

Ripple、RLUSDを発表：ポジティブな勢いが加速

Rippleは新たに米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」のローンチを発表し、伝統的な金融機関の主要プレーヤーと提携を結びました。

• BNYメロンがRLUSD準備金のカストディアン：世界最大級のカストディバンクであるBNYメロンが、RLUSDの信頼性と規制面での安心感を支えます。
• OpenPaydが法定通貨のオン／オフランプを担当：英国の決済テクノロジー企業OpenPaydの協力により、法人顧客はRLUSDの交換や法定通貨とオンチェーン資産のシームレスな橋渡しが可能になります。

これらの取り組みは、XRPのエンタープライズユースケースを越境決済やステーブルコイン流通といった高付加価値分野へと拡大し、市場での認知度と評価モデルの向上につながっています。

テクニカル分析：主要サポート＆レジスタンス

XRP_USDTの主なテクニカル水準は以下の通りです。

サポートライン：

• 第1サポート：3.00米ドル（重要な心理的節目・7日移動平均線）
• 第2サポート：2.85米ドル（過去のもみ合いエリア）

レジスタンスライン：

• 直近レジスタンス：3.30米ドル（7月23日の日中高値）
• 強力なレジスタンスゾーン：3.60～3.66米ドル（ローカルトップレンジ）

XRPが3.00米ドルを安定して上回っていれば、現在の短期的なもみ合いが新たな上昇局面への土台となり、3.50米ドル超の再上昇が期待できます。

短期的な押し目：リスクか、それとも買いの好機か？

現在のXRPの小幅な調整は、急速な上昇後に見られるテクニカルな押し目局面です。

• 取引量は減少傾向ながら健全な水準を維持し、投げ売りの兆候は見られません。
• MACDは引き続きプラスで推移しています。
• RSIも買われ過ぎの水準には達していません。
• 日足チャートではボリンジャーバンドのミドルバンドを維持し、強気のテクニカル構図が崩れていません。

新規投資家にとって、XRPが3.00米ドルを維持している限り、このもみ合い局面は段階的なエントリーに比較的安全なタイミングとなります。また、RLUSDプロジェクトが重要なマイルストーンを達成する段階で追加投資する選択肢も考えられます。今後もポジティブな材料の出現が期待されます。